決断を褒める

小松で長年子育てに関する相談所を無料で開設している先生がおられるのですが、その先生が悩みを抱え尋ねてきたお母さん方に「よく来られましたね」と、まずこの場に来たことを褒めるという話を聞きました。

相談に来られるというのは、自分の悩みを打ち明けるということであり、とても勇気のいることだろうと思うのです。

その勇気を出して、足を運んだ事実を褒めるというのですが、僕はとても大事なことを言われていると思うのです。

相談者の中には少し聞いて欲しいという内容から、厳しい現実に押しつぶされそうになって来訪する方もいると思うのですが、実際問題として解決は複雑に絡み合って難しいことが多いのではないでしょうか。

そういう中で大切なのは、問題と向かい合う「勇気と決断」だと思うのです。

善導大師の「二河譬」で、旅人が道を求め歩んでいるのですが、八方塞になって行き詰まってしまいます。しかしその中で勇気を持って決断し歩もうとした時に「発遣と召喚」という釈迦弥陀の呼び声を聞くと説かれています。

私自身いままでこの部分を、迷っている時に何らかの答えとなるようなアドバイスをもらって、白道を歩むと領解してきましたがそうではありませんでした。

落ちてもいいこの道で間違いないと自身で決断した時に初めて声が聞こえると書かれているのです。
つまりその「決断と勇気」に対して褒め、間違いないと後押ししてくださるのが「発遣と召喚」なのです。

そう思うと色んな事情を抱えて相談所やお寺に来られるというのは、まさに問題と向き合おうとする決断の表われであり、そこにこそ道があるのでしょう。


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