嫌いな自分に深められる

アルコール依存症だった人のお話を聞かせていただいたことがありました。

その人は小さい頃から涙もろく、ちょっとしたことで涙が出てしまうのだそうです。

それを人からからかわれたり、親からも「男は泣くものではない」と言われ育ってきました。

しかしそれでもちょっとしたことで人前で涙を出してしまう気の小さい自分が嫌でいやでたまらなかったそうです。

その自分を唯一忘れさせるもの・・・・それがお酒だったのでしょう、浴びるように呑まれたそうです。

お酒を呑むだけならまだいいのですが、強い自分でありたいという願望から人にわけもなく絡んだり、よくケンカをし・・・・
当然人格が変わるのですから、そのうちに誰も相手にしなくなりました。

しかし5年前にこれではいけないと本人が気付き、お寺に通い始め、そこでアルコール依存症の会を紹介してもらったり、聞法会に出席をしはじめました。
その流れの中で私もお会いしたことです

その人は自分を変えたい、強い自分になりたいと真剣に言われていました。

私自身、その人の真摯な気持ちに深く感銘をしたのですが、きっと今のように自分と真向かいになり続ければ、いろんな人や言葉に出会えるだろうなぁと感じたことです

現に5年間も自宅から車で30分ほどの場所に通って聞法し、最近ではあちこち聞法して歩いているのだそうですが、その原動力は「自分を変えたい」「生まれてきて良かったと言いたい」その思いに他なりません。

果たして嫌いな自分を変えられるかどうかは分かりませんが、少なくとも嫌いな自分に自分が深められることがあるように思うのです。

つまり受け止められない自分があるからこそ、人はその自分に育てられのではないでしょうか。

その全体の歩みに気づく時、ありのままの(嫌いなままの)自分をありのままに生きるということが始まるように思います。


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